ChatGPTなどの生成AI利用時の個人情報・機密情報の流出を防ぐ セキュリティ新技術「GPTection」を開発。本技術を搭載した QAチャットボット「CharaQA」を8月2日リリース

AI開発サービス「ADFI」の提供やAIコンサルティングを行う株式会社AIロボティクス(本社:神奈川県横浜市)は、ChatGPTなどの生成AI利用時の個人情報・機密情報の流出リスクを解消する新しいセキュリティ技術「GPTection(ジーピーテクション)」を開発しました。本技術を適用することで、これまでChatGPTを活用できなかった個人情報や機密情報を含むデータに対してChatGPTを活用することが可能になります。また、本技術を搭載したヘルプデスクや社内問い合わせ対応向けのQAチャットボット「CharaQA(キャラカ)」を2023年8月2日(水)にリリースいたしました。

「CharaQA」詳細ページ          : https://adfi.jp/ja/charaqa/

株式会社AIロボティクス「ADFI」公式サイト: https://adfi.jp/ja/

ChatGPTベースQAチャットボット「CharaQA」

■セキュリティ技術「GPTection」開発の背景

ChatGPTを運営するOpenAI社の利用規約(*1)には、入力されたデータをクラウド上のデータベースに保存してAIの学習に使用する可能性がある、との記載があります。

そのため、入力データに個人情報・機密情報が含まれていた場合、その情報が他のユーザーへの回答に誤って使用されるリスクや、何者かのサイバー攻撃によりChatGPTのデータベースから情報が流出するリスクに常にさらされます。

これらのリスクを回避するために、多くの企業では、ガイドラインを策定して「個人情報・社外秘情報を含む文章をChatGPTに入力しないように社員に呼び掛ける」という対策を講じています。

しかし、システム的な対策は行われておらず、どのような情報でも入力可能な状態でChatGPTを利用しているため、社員が誤って個人情報・社外秘情報を入力してしまう危険性があります。また、個人情報や社外秘情報を扱う業務においては、ChatGPTを活用することができない状況となっています。

そこで、株式会社AIロボティクスは、システム的に個人情報・機密情報の流出リスクを解消する新しいセキュリティ技術「GPTection」を開発いたしました。本技術により、個人情報・機密情報の流出防止と、企業でのChatGPTの活用範囲の拡大に貢献いたします。

*1:OpenAI利用規約 https://openai.com/policies/terms-of-use

■セキュリティ技術「GPTection(ジーピーテクション)」

「GPTection」は、ChatGPTなどのクラウド上の生成AIのAPI利用時における個人情報・機密情報の流出リスクを解消する株式会社AIロボティクスの独自技術です。

本技術では、入力データをChatGPTに送信する前に、入力データの文章に含まれる個人情報・機密情報をルールベースAIなどで自動抽出し、ダミー情報に置き換えます。この時、文章構造を一切変えずに入力データから個人情報・機密情報を取り除くため、ChatGPTは入力データに対する回答を生成することが可能です。

ChatGPTの回答データを取得後、回答データ内に含まれるダミー情報を元の個人情報・機密情報に変換して戻すことで、正確な回答情報をユーザーに提供します。

上記の通り、ChatGPTに送信する入力データに、そもそも個人情報や機密情報が含まれなくなるため、情報流出を根本から防止することができます。

GPTection導入のご相談・お見積もりはこちら: https://adfi.jp/ja/gptection/

「GPTection」技術概要図

■QAチャットボット「CharaQA(キャラカ)」

「CharaQA」は、ChatGPTをベースにしたQAチャットボットです。このチャットボットは、「GPTection」技術を搭載したプランも提供しており、ヘルプデスク・社内問い合わせなど様々なシーンで活用可能です。

下記URLから、実際の「CharaQA」をお試しいただけます。

QAチャット「CharaQA」のサンプルはこちら: https://adfi.jp/ja/charaqa/

【活用シーンの例】

・顧客向けヘルプデスクへの導入。顧客対応の大幅な稼働削減が可能です。

・情報システム部、経理部、総務部、人事部などのバックオフィスへの導入。社内問い合わせ対応の大幅な稼働削減が期待できます。

・社内ナレッジ検索システムとしての活用。ナレッジ検索のユーザビリティを向上させます。

・ゲームやアニメなどのキャラクターのチャットボット。ゲームやアニメなどの販促に活用できます。

「CharaQA」活用シーン例

【特徴】

・業界用語、社内用語に対応可能です。独自の用語や定義を自由に追加できます。

・QAの追加・修正が容易です。ExcelファイルにQAを記入するだけで、自動でシステムに即時反映されます。

・高価なサーバーは不要です。一般的なWindowsのPC1台だけでもシステムが動作します。

・自社のシステムやアプリケーションとの連携や組み込みが可能です。

・チャットボットのキャラクターのアイコン、口調、人物設定など、自由にカスタマイズすることが可能です。ゲームやアニメのキャラクターのチャットボットとしても活用できます。

【料金】

各プランの料金は下記の通りです。プラン内容・詳細については公式サイトをご参照ください。

・ライトプラン    :初期費用10万円+利用料2万円/月(税別)

・スタンダードプラン :初期費用30万円+利用料5万円/月(税別)

・GPTection搭載プラン:個別見積もり

■お申込・ご相談方法

下記公式サイトの申込フォームからお申込・ご相談ください。担当者から折り返しご連絡いたします。

CharaQAの申込フォームはこちら: https://adfi.jp/ja/charaqa/

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Posted by @PRESS