11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」 2022啓発キャンペーン実施
日本政府は、世界的に脅威となっている薬剤耐性(AMR)問題に係る全国的な普及啓発活動を推進するため、毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に設定しています。
AMR臨床リファレンスセンターでは、「薬剤耐性(AMR)アクションプラン」に基づく取り組みを行っており11月の「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」にあわせ、さまざまな啓発キャンペーンや施策を実施しています。
今年も、人気が高いTVアニメ「はたらく細胞」とのコラボレーションで、多くの方に「薬剤耐性(AMR)」対策の重要性を啓発していきます。
さらに、より多くの方に関心をもって理解を深めていただくための施策として、今年で6回目の実施となる「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の公募も11月1日(火)より始まります。
キャンペーンサイト公開
https://amr.ncgm.go.jp/information/campaign2022.html
(1)TVアニメ「はたらく細胞」メインヴィジュアル啓発ツール
ポスター、リーフレット、ノベルティを作成(キャンペーン参加薬局、小児科クリニックを通じて一般の方に配布予定)
(2)キャンペーンWEBサイト
(3)啓発動画の制作・YouTube公開(30秒×3編)
(4)TGC teen 2022 Tokyo タイアップ
2022年11月13日(日) 開演16:00~
会場:LINE CUBE SHIBUYA
●ステージプログラム「かぜに抗菌薬は効かないシュッ!!」(仮)
(5)各種メディア広告
・新聞広告:KODOMO新聞、中高生新聞 他
・車両サイネージ広告:JR京浜東北線 10月31日(月)-11月6日(日)
・子育てマンガWEB広告
・SNS配信 他
(6)第6回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」11月1日(火)より公募スタート
今年も薬剤耐性(AMR)や抗菌薬をテーマにした川柳を募集いたします。
近年、抗菌薬が効かない、効きにくい薬剤耐性(AMR)をもった細菌が世界的に増えており、大きな社会問題になっています。そのAMR対策について、一般の方にも自身のこととして捉え、関心をもっていただくための啓発活動として、第6回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の公募を行います。今回も一般部門と医療従事者部門に分けて募集します。
「知らなかった!」「言われてみれば」「ついつい…」「それある?ある!」など、共感できること、日頃感じていることや実体験を川柳として詠んでください。詳しくは、下記応募要項、昨年入賞作品例をご参考ください。
https://amr.ncgm.go.jp/information/2022senryu.html
「金賞」「銀賞」「いいね賞」「佳作」を受賞された方には、それぞれ賞状・記念品をお送りします。
【応募要項】
●応募規定
・応募はひとり5句まで
・入賞作品はひとり1句までとなります
・日本国内および海外に在住する小学生以上の方
・本人が創作した未発表で第三者の著作権を侵害しない作品に限ります
・個人情報が含まれていない作品に限ります
●応募方法
▼Webから応募
薬剤耐性(AMR)あるある川柳のサイトから、専用フォームに作品、必要事項を記入の上、ご投稿ください。
▼ハガキから応募
下記の必要事項を記入の上、ご応募ください。
(1)作品(2)ペンネーム(漢字はフリガナ明記)本名(漢字はフリガナ明記)(3)生年月日・年齢・性別・職業(4)郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス※応募作品は返却いたしませんので控えをお取りください。
●送り先・お問い合わせ先
〒105-0011 東京都港区芝公園1-8-21 芝公園リッジビル5F
第6回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」事務局 行(株式会社公募ガイド社内)
TEL : 03-5405-2062
Mail: amr-senryu@koubo.co.jp
●応募期間
2022年11月1日(火)から11月30日(水)(必着)
●入賞発表
2023年2月上旬(予定)
AMR情報サイト/Facebookページにて発表。受賞者には賞状・記念品を発送します。
●応募上のご注意
応募及び入賞作品は、当主催者のWebサイト、SNS、報道資料等、広告広報活動に使用することがございます。ご了承のうえ、ご応募ください。
【AMR対策の必要性】
―抗菌薬・抗生物質は不適切な使用により、本当に必要な時に効かなくなってしまう―
抗菌薬・抗生物質は細菌が増えるのを抑えたり、殺したりする薬です。しかし、細菌もさまざまな手段を使って生き延びようとします。本来ならば効くはずの抗菌薬・抗生物質が効かなくなることを、「薬剤耐性(AMR:Antimicrobial resistance)」といいます。2019年4月29日、国連は抗生物質が効きにくい薬剤耐性菌が世界的に増加し、危機的状況にあるとして各国に対策を勧告しています。また、日本でも「薬剤耐性菌」によって、2017年に国内で8,000人以上が死亡したとの推計*が出ており、深刻な影響が懸念されています。特に外来での抗菌薬・抗生物質使用が9割以上を占めており、外来診療で抗菌薬・抗生物質の適正使用を推進することが不可欠です。
日本では、毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」と設定しており、世界ではWHO(世界保健機関)により11月18日を含む週が「世界抗菌薬啓発週間」として定められています。このように、薬剤耐性(AMR)の問題は世界で一丸となって取り組んでいる緊急課題です。
*J Infect Chemother. 2019 Dec 1. pii: S1341-321X(19)30335-6. doi: 10.1016/j.jiac.2019.10.017.
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