ディズニーの歴史的名作『ファンタジア』を オーケストラの⽣演奏と美しい映像で体感! 『ディズニー ファンタジア』 ライブオーケストラ・コンサート 指揮者の佐々木新平 インタビュー到着!東京公演3月24日、札幌公演4月6日開催
1920年代、ディズニー社を興したウォルト・ディズニーはアニメと音楽を融合させた表現を追求し、いくつかの短編を経て1937年に傑作「白雪姫」を完成させた。そこから更に音楽に焦点を当てた創作へと邁進し、「ファンタジア」の象徴とも言える“魔法使いの弟子”スタイルに身を包んだミッキー・マウスが活躍する「魔法使いの弟子」が生まれた。クラシックの名曲コンサートのように途中に休憩を挟みつつ、かつ全ての音楽に異なるコンセプトの映像を組み合わせるという前代未聞の総合芸術作品「ファンタジア」はこうして出来上がった。タイトルは、本作における重要なパートナーであるアメリカのトップ・マエストロ、ストコフスキーが命名した。
60年の時を経て公開された「ファンタジア2000」、こちらは1990年代のディズニー・ルネサンスを支えたスタッフたちが集結した、ウォルト・ディズニーの精神が今尚スクリーンに息づいていることを示した一作となった。ストーリー性の高い映像が特徴で、中でもこのコンサートで上演される「威風堂々」ではドナルド・ダックの千両役者っぷりが楽しい。
今回、このコンサートを指揮する佐々木新平に、見どころを聞いた。
小さい頃からよく聴いていたのは、ポップス、映画のサウンドトラック、それと童謡も好きでした。中学では吹奏楽部に所属していたので、そこで演奏した映画音楽を辿っていって、大編成のオーケストラ、そしてクラシック音楽へと親しんでいきました。
映画で使われている音楽は、ストコフスキー指揮によるフィラデルフィア管。時代のトレンドでもあったと思うけれど、この組み合わせは煌びやかで華やか、かつ切れ味するどい音をイメージする人も多い。そのようなオーケストラのサウンドの特性が「ファンタジア」では更に映像とぴったりと合っていて、そこにも感動しました。「ファンタジア2000」はアンドレ・プレヴィンが指揮しましたね。彼の表現する色彩感、清潔感というのは当時のディズニー作品によく合っていました。個人的に印象深いのは、まずは「魔法使いの弟子」。そして今回上演されるベートーヴェンの「田園」ですね。ギリシャ神話という設定がとても自然で違和感なく楽しめます。嵐のシーン…緊張感から解放された先の神々しさ。この設定は大正解だと思います。
そうした見方からすると、本公演の「ローマの松」や「威風堂々」にはこう来たか!という驚きがありました。レスピーギが作曲に至った経緯やコンセプトを知っているからこそ、「ローマの松」を聴いてクジラが空を飛ぶとは誰も思わないし、「威風堂々」を“ノアの箱舟”のストーリーに仕立て上げるのか、と。全く別の視点から、違和感なく音楽が持つ新しいキャラクターや本質を損なうことなく届けてくれる。特に「ローマの松」は凄いです。
【公演概要】 『ディズニー ファンタジア』 ライブオーケストラ・コンサート
公式ホームページ:https://fantasia2024.jp/
[東京] *チケット販売中 https://fantasia2024.jp/tokyo.html2024年3月24日(日) 16:00開演 (15:00開場)
会場:NHKホール
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 [札幌] *チケット販売中 https://fantasia2024.jp/sapporo.html
2024年4月6日 (土) 16:00開演(15:15開場)
会場:札幌コンサートホールKitara大ホール
管弦楽:札幌交響楽団
チケット料金(東京、札幌公演共通 /全席指定・税込)
S席 ¥9,800/A席 ¥6,800
・4歳未満のお子様はご入場できません。
<チケット発売前公演>
[大阪] 8月31日 (土) フェスティバルホール 大阪交響楽団
[福岡] 11月15日 (金) アクロス福岡シンフォニーホール 九州交響楽団
[兵庫] 12月7日(土)兵庫県立芸術文化センター 兵庫芸術文化センター管弦楽団
〜プログラム〜(全国共通)〜
ベートーヴェン 交響曲第6番 第3〜5楽章(1940)
チャイコフスキー くるみ割り人形組曲(1940)
デュカス 魔法使いの弟子(1940&2000)
ストラヴィンスキー 火の鳥(2000)
ポンキエッリ 時の踊り(1940)
レスピーギ ローマの松(2000)
エルガー 威風堂々(2000)
*1940=1940年製作『ファンタジア』より
*2000=2000年製作『ファンタジア2000』より
指揮:佐々木新平
ホームページ https://shimpeisasaki.b-sheet.jp
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