神永学が作家デビュー20年目の新境地 悪夢のホラーミステリー『マガツキ』3/25発売

『マガツキ』書影
『マガツキ』書影
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年3月25日に『マガツキ』(神永学著/1870円)を発売します。本書は、累計750万部を突破している「心霊探偵八雲」シリーズの著者・神永学さんが、作家デビュー20周年を迎え、寡作であるホラーに挑んだ作品です。人の身体を欲しがる謎の怪異の正体を探る連作短編の第一話を、発売に先駆け、期間限定で無料公開いたします。

新作のモチーフは「自身の悪夢」

神永さんは、アニメ化や舞台化などさまざまなメディアミックスが行なわれた「心霊探偵八雲」シリーズをはじめ、ミステリーやサスペンス、アクションなど多種多様な作品を上梓し、全著作の累計発行部数が1000万部を超える実力派です。デビュー20周年という大きな節目に手がける作品の題材に選んだのは、これまであまり執筆してこなかった「ホラー」です。もともと「恐い話」が好きで、怪談バーにも通う著者は、執筆に追い詰められた時に見る悪夢から本書の着想を得ました。

「マガツキ」は、私の夢から生まれました――。

執筆で追い詰められると、私は悪夢を見るようになります。ある夜は、自分の身体がずぶずぶに崩れていく様に恐怖し、またある夜は、抜け出せないループの中で恐怖から我を失う。白く美しい手に、身体を引き裂かれる恐怖に震えた夜もありました。こうして、作品として悪夢を描くことで、私の中にある恐怖が消えてくれると信じています。代わりに、読者の皆さんの心に、恐怖を植え付けることになるかもしれませんが、どうかご容赦下さい――。

「人の身体を欲しがる怪異」の恐るべき正体

著者が目指したのは、現代ならではの恐怖を味わえるホラーです。いまの若者に顕著な、ルッキズムにさらされる恐怖や、承認欲求に起因する恐怖を、最先端技術のテクノロジーと絡ませ、これまでに類のないホラーミステリーのアイディアを膨らませていきました。そうして生み出されたのが、人の身体を欲しがる「それ」と呼ばれる怪異です。『マガツキ』は、何度もループし「それ」に襲われる女性、スマホに「それ」からと思われるメッセージが届く女子大生など、各話ごとに主人公が異なる連作短編形式で描かれます。最終話では、「それ」の恐るべき正体と真相が明かされるホラーミステリーに仕上がりました。

第一話を期間限定で無料公開

発売に先駆け、不気味さを体感し、より多くの方に本書を手に取っていただくために、PHP研究所普及局のnoteにて、第一話「それ」を4月25日(木)まで無料公開いたします。

『マガツキ』について

あらすじ

女子大生の連続失踪、ダイエットサプリの罠……。数々の事件に潜む、ある‟意図“とは? 著者新境地の、新時代のホラーミステリー。

著者

神永学(かみなが・まなぶ)
1974年、山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でデビュー。同作を第一作とした「心霊探偵八雲」シリーズが人気を集める。「天命探偵」「怪盗探偵山猫」「確率捜査官 御子柴岳人」「浮雲心霊奇譚」などシリーズ多数。小説の他、舞台脚本の執筆などでも活躍中。

書誌情報

タイトル:マガツキ
著者:神永学
定価:1,870円(10%税込)
発売日:2024年3月25日
判型:四六判並製
ページ数:304頁
ISBN:978-4-569-85670-4
発行:PHP研究所

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Posted by @PRESS