日本語吹替版を制作したウクライナのアニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』のこども声優ワークショップに協力

株式会社東北新社(本社:東京都港区・代表取締役社長 小坂恵一)は、9月22日(金)公開の日本初上映となるウクライナのアニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』の日本語吹替版を制作しました。

これに先立ち9月3日(日)に開催された「こども声優ワークショップ」で、本作の吹替演出を担当した当社の太田信乃が、選考で選ばれた5人の小学生に講師として吹き替えを指導しました。

当日のワークショップでは、本作の4つのシーンからそれぞれが選んだシーンで吹き替えに挑戦。マイクの前に立つ姿勢や台本の持ち方といった基本から、講師による一人一人への細かな吹き替え指導まで、約3時間におよぶワークショップを通し、それぞれの個性が光るシーンが完成しました。参加した小学生からは「難しかったけれど楽しかった」「表情ではなく声だけでお芝居する難しさを体験できた」など、さまざまな感想が寄せられました。

当社では今後もさまざまな活動を通して、映像文化の活性化に貢献してまいります。

音響字幕制作事業部 演出部吹替課 太田信乃 コメント

縁あって本作品の吹替演出を担当させていただき、そこからまた縁が繋がっての今回の企画でした。日本ではまだまだ、お芝居をすることのハードルが高いように感じます。でも実は、日常のいろいろなところで人は演技をしたり、表現をしたりしています。「楽しかった。」そう思ってもらえたことで、ハードルが少し下がり、吹替のみならずさまざまな映像作品を、より身近に感じてもらえる一助となっていれば幸いです。

<代表作>「ハイスクール・ミュージカル・ザ・ミュージカル」、「ふしぎの国 アンフィビア」 など

主催者コメント

『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会 Elles Films 粉川なつみ氏

東北新社様の制作担当の方が本作の趣旨に賛同してくださり、クラウドファンディングにご支援頂いたことに加え「吹替制作で協力できるかもしれない」と、とても丁寧なメールを頂いたことからご縁が始まりました。本編収録中、太田監督が声優陣に的確なアドバイスを一言送ると、声の表現が各段に良くなることに私は衝撃を受け、“吹替”という仕事の奥深さと魅力に触れました。そこで、この映画を一番観てもらいたい子供たちにも体験してほしいと思い立ち、東北新社様のご協力のもと本企画が実現致しました。自分がアフレコした映像を観るこどもたちのキラキラした瞳は、私にとっても大切な思い出です。今回の体験が、こどもたちにとって特別な時間になっていたらとても嬉しく思います。

『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』概要

<STORY>

騎士に憧れている役者ルスランと王女であるミラ。2人はお互いの素性を知らぬまま出会い、やがて恋に落ちる。しかし、悪の魔法使いチェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまう。ルスランは、愛するミラを助けるためにあらゆる障害を乗り越え、本当の愛は魔法よりも強いということを証明するべく旅へと出るが、そこにはさまざまな困難が待ち受けていて…。

<日本語吹替版キャスト>

ルスラン:高塚大夢(INI)、ミラ:高橋李依、レスター:岡本信彦、チェルノモール:多田野曜平、ファラフ:森久保祥太郎、兜男:石田 明(NON STYLE)、金歯男:井上裕介(NON STYLE)、国王:別所哲也、ロデー:工藤ディマ

※高塚大夢さんの「高」は正式には「はしごだか」です

 

<スタッフ>

監督:オレ・マラムシュ

原題:The Stolen Princess (2018年製作/94分/ウクライナ)

制作スタジオ:Studio Animagrad

企画・プロデュース:粉川なつみ、エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕

配給:KADOKAWA/Elles Films

吹替演出:太田信乃

翻訳:浅野倫子

日本語吹替版制作:東北新社

 

【公式HP】https://stolenprincess.jp/

【公式X(旧Twitter)】https://twitter.com/elles_films

※本作の上映で得た利益の一部はウクライナへ寄付されます。

(C)2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED (C)2018, “ANIMAGRAD” LTD (C) 2018, Ukrainian State Film Agency(C)『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会