10周年を記念したスペシャルトークが今ならオンラインで視聴可能!「WIT STUDIO 10th Anniversary in NEW CHITOSE 2022」他、アニメーションの今を切り取るトークプログラムを配信中!

2012年6月に設立したアニメーション制作会社「WIT STUDIO(ウィットスタジオ)」。「プロダクションI.G」からプロデューサーの和田丈嗣氏、中武哲也氏らが独立して立ち上げ、今年10周年を迎えました。 同スタジオは、2013年に諫山創の同名マンガをアニメ化した『進撃の巨人』で一躍名を馳せ、その後も『甲鉄城のカバネリ』『恋は雨上がりのように』『王様ランキング』など、オリジナル/原作モノを問わず、数々の話題作を世に送り出しています。近年は、ストップモーションスタジオ発足や「WITアニメーター塾」開講など、挑戦的な試みを次々発表しています。
現在注目を集めるWIT STUDIOはどこに向かっていくのか。この度、10周年を記念して、11月5日(土)新千歳空港シアター オアシスパークにて、7名のゲストにお迎えし、同スタジオの足跡を振り返るトークを実施。事前に募集したゲストへの質問を元に、三部構成で行われました。

第一部

トークイベントの様子(左から和田 丈嗣 氏、中武 哲也 氏、浅野 恭司氏)
トークイベントの様子(左から和田 丈嗣 氏、中武 哲也 氏、浅野 恭司氏)
WIT STUDIOの10年を振り返る第一部。
代表取締役社長 和田 丈嗣さん、共同創業者・取締役 中武 哲也さん、取締役 浅野 恭司さんの3人と、WIT STUDIOのアクションアニメーションへのこだわりや、業界としての新しいチャレンジである美術部門の新設、10年間でも思い出深い作品についてお話が盛り上がりました。「アニメーション表現で受け手の想像を超える映像を生み出し、未体験の感動を提供する」というヴィジョンを掲げている同スタジオで、「とにかく絵を動かしてなんぼだという気持ちがある(浅野)」「(絵が動くことが)アニメーションの醍醐味(和田)」とし、そのヴィジョンや思いに共感してくれる人たちがWITに集まっていて、そういう場を用意できたと振り返ります。
さらに、その強みを追求していくことについて、現在進めている美術部門の新設や人材育成取り組みについて触れ「今後数年間のWITを楽しみにして欲しい(和田)」と、より高品質なアニメーションを提供するための体制構築が進められていることについて語りました。
和田 丈嗣 氏
和田 丈嗣 氏
中武 哲也 氏
中武 哲也 氏

第二部

第二部では、人気スタジオとしての地位を確立しながら新たな挑戦へとして、TVアニメ『ドラえもん』で原画・作画監督・演出を手掛け、近年では『海獣の子供』(19)、『漁港の肉子ちゃん』(21)と精力的に監督作品を発表している渡辺 歩さん、WIT STUDIOアニメーションプロデューサー・プロデューサー 岡田 麻衣子さん、代表取締役 和田 丈嗣さんとしてお話を展開しました。
大山のぶよさん時代の『ドラえもん』制作時代から、渡辺さんと一緒に作品をつくりたいと思っていた岡田さんが、WIT STUDIO入社後に実現させた作品『恋は雨上がりのように』。「静的で、血が流れない・バトルがないもので、WIT STUDIOにはなかった異色な作品なのでは(渡辺)」という本作、「店長が大人で、高校生のアキラちゃんをちゃんと導いていくところ、その描き方が渡辺監督にとても合っていると思った(岡田)」と、渡辺監督に和田さん・岡田さんによる熱いプレゼンテーションがあったのだそう。
そんな制作の裏側・WIT STUDIOの制作姿勢や、この先のチャレンジについて話が盛り上がりました。
会場の様子(左:和田 丈嗣 氏、右:渡辺 歩 氏、スクリーンにオンラインで繋がった岡田 麻衣子 氏 )
会場の様子(左:和田 丈嗣 氏、右:渡辺 歩 氏、スクリーンにオンラインで繋がった岡田 麻衣子 氏 )
渡辺 歩 氏
渡辺 歩 氏

第三部

会場の様子(左から、中武 哲也 氏、吉邉 尚希 氏、山田 健太氏)
会場の様子(左から、中武 哲也 氏、吉邉 尚希 氏、山田 健太氏)
今回の本映画祭の長編コンペティションにノミネートされた『とつくにの少女』、さらにyoutubeで配信するオリジナルWEBアニメ『ザ・ミッシングエイト』など、インディペンデント作家との協働による作品を発表しているWIT STUDIOに迫る第三部。この仕掛け人であるWIT STUDIOアニメーションプロデューサー山田 健太さん、アニメーター・ディレクターの吉邉 尚希さん、再び中武 哲也さんが登壇。
アニメーション制作スタジオとしては後発となるWIT STUDIOについて「山田さんに"セルアニメーションはレッドオーシャンですよ"と言われたことは忘れられない」と中武さん。すでに完成された商業スタイルであるセルアニメーションと競争しない選択として、『とつくにの少女』や『ザ・ミッシングエイト』といったインディペンデントな雰囲気を残しながらの長編作品づくりへのアプローチについてや、ストップモーションスタジオでの作品制作についての構想について話が展開しました。
中武 哲也 氏
中武 哲也 氏
吉邉 尚希 氏
吉邉 尚希 氏
山田 健太 氏
山田 健太 氏

有料オンデマンド配信にて、11月21日(月)まで視聴が可能!

これからのアニメーションとアニメーション業界が変化していくのかもしれないとワクワクする濃厚な2時間のトークイベントとなりました。
このトークの模様は、「有料オンデマンド配信」で視聴可能です。
「WIT STUDIO 10th Anniversary in NEW CHITOSE 2022」を含む12本の、アニメーションの今を切り取るトークプログラムを配信期間中無制限でご覧いただけます。

価格:1500円(税込)
●販売期間:2022年11月11日12:00~11月21日21:00まで
●配信期間:2022年11月11日12:00~11月21日23:59まで
詳細はこちら(https://airport-anifes.jp/online/#vod_itm

新千歳空港国際アニメーション映画祭 について

新千歳空港国際アニメーション映画祭は、北海道と世界を結ぶゲートウェイである新千歳空港ターミナルビル(北海道千歳市)を会場とした、アニメーション専門の国際映画祭です。第9回目の開催となる今年も、国内外の話題作など招待作品の上映はもちろん、アニメーションの“いま”を多角的にお届けするプログラムを展開し、来場者へ最新情報と国際的な出会いを共有できる場を提供します。

■実施概要
名称:第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭
開催日程:2022年11月3日~2022年11月6日
会場:新千歳空港ターミナルビル(新千歳空港シアターほか)
公式サイト:https://airport-anifes.jp/

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