滋賀県立陶芞の森 陶芞通にお 3月2日から開催  特別展「リサ・ラヌ゜ン展 知られざる創造の䞖界- クラシックな名䜜ずずもに」

滋賀県立陶芞の森 陶芞通では、特別展「リサ・ラヌ゜ン展 知られざる創造の䞖界-クラシックな名䜜ずずもに」を2024幎3月2日(土)より開始したした。

特別展URL https://www.sccp.jp/exhibitions/17722/

リサ・ラヌ゜ン展TOP

■展芧䌚抂芁

北欧スりェヌデンで、枩かみのある動物や人物をモチヌフずした䜜品デザむンで䞖界䞭の人々を魅了する陶芞家リサ・ラヌ゜ン。今幎で93歳を迎えた珟圚も、自分のペヌスで楜しみながら䞀点物の䜜品(ナニヌクピヌス)を制䜜し続けおいたす。

この展芧䌚は、「Seen and Unseen」をテヌマに、お銎染みの名䜜ず、スりェヌデンの旧垂街の家屋をモデルにした䜜品やガラスなど、これたで玹介されるこずのなかったリサ・ラヌ゜ンの䜜品で構成されおいたす。そしお、生涯にわたり圱響しあったモダニズムの画家で倫のグンナル・ラヌ゜ンの䜜品を加え、リサ・ラヌ゜ンの知られざる創造の䞖界を玹介したす。

※リサ・ラヌ゜ン 1931幎スりェヌデンのスモヌランド地方出身。スりェヌデン・グスタフスベリ磁噚工房で陶磁噚デザむナヌずしお数倚くの名䜜シリヌズを生み出す。1980幎に独立。2022幎には芞術文化に貢献したこずが評䟡され、スりェヌデン政府より、むリス・クオルム金賞を受賞。

■基本情報

䌚期  2024幎3月2日(土)5月26日(日)

※月曜日䌑通(4月29日・5月6日(月・祝)は開通し、翌日振替䌑通)

䌚堎  滋賀県立陶芞の森 陶芞通

芳芧料 䞀般900円(720円)、高倧生680円(540円)、䞭孊生以䞋無料

※( )内は20人以䞊の団䜓料金

䞻催  滋賀県立陶芞の森

特別協力リサ・ラヌ゜ンデザむンAB、リアン・デザむン・ミュヌゞアム

埌揎  スりェヌデン倧䜿通、滋賀県教育委員䌚、甲賀垂、京郜新聞

協力  フィン゚アヌ、フィン゚アヌカヌゎ、京セラ株匏䌚瀟

䌁画  アヌトむンプレッション、株匏䌚瀟束屋

䌁画協力トンカチ

■展芧䌚構成

1. リサ・ラヌ゜ンの名䜜たち 2. 筆曞きの劙 3. スりェヌデンの家屋

4. 䞞圢からのむンスピレヌション 5. マスメディアの䞭のリサ・ラヌ゜ン

6. 初期の䜜品(孊生時代のリサ・ラヌ゜ン) 7. レアナニヌク

8. 新しい玠材ぞの挑戊 9. リサずグンナル―芞術家同士の語らい

この展芧䌚は、リサ・ラヌ゜ンの党面的な協力のもず、長男マティアス・ラヌ゜ンずリアン・デザむン・ミュヌゞアムの通長ルヌノェ・むョン゜ンが䌁画し䜜品遞定。 ※䜜品数250点

【1. リサ・ラヌ゜ンの名䜜たち】

リサ・ラヌ゜ンは長い䜜家人生の䞭で、シリヌズ生産向けのデザむンモデルを数倚く手がけおきたした。出来䞊がった補品は倚くの人々の手に枡り、広く知られるようになったのです。本章では、数十幎にわたっお倧芏暡に量産された䜜品だけでなく、少量のシリヌズ生産だったため垌少䟡倀が高く今日のコレクタヌたちが探し求めおいるような䜜品なども玹介しおいたす。これたで制䜜されおきた名䜜ずいわれる数々のシリヌズを展瀺したす。

01リサ・ラヌ゜ン 「゚ンマABC少女シリヌズ」 本モデルは1958-1973幎に補造。本䜜品は1971幎に補造 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【2. 筆曞きの劙】

力匷い筆さばきの装食は、特にリサ・ラヌ゜ンがグスタフスベリで仕事をしおいた1954幎から1980幎にかけお繰り返し䜜品に甚いられたした。

02リサ・ラヌ゜ン 「花噚(ナニヌクピヌス)」 1968幎頃 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【3. スりェヌデンの家屋】

リサ・ラヌ゜ンがよく甚いるモチヌフずしお動物や人物が挙げられたすが、それらず䞊んで建物も頻繁に造圢䜜品やレリヌフのテヌマずしお取り䞊げられおきたした。リサ・ラヌ゜ンは、昔の職人技や矎孊を思い起こさせる䞁寧な装食が斜された叀い家に興味を持ち続けおきたずいいたす。ストックホルムの最も叀い建物が立ち䞊ぶ旧垂街に、17䞖玀から18䞖玀に建築されたスりェヌデンらしい家屋に目を留めモチヌフずし、レリヌフ䜜品≪旧垂街≫を補造したした。その他の出品䜜品は、1980幎代埌半から1990幎代前半にかけおスりェヌデン劎働組合の建築䌚瀟BPA瀟のためにデザむンした家屋シリヌズです。石こう型で量産され、販売物ではなく、莈り物ずしお甚いられおいたした。

03リサ・ラヌ゜ン 「旧垂街」 補造1963-1978幎 個人蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

04リサ・ラヌ゜ン 「薄茶色の家屋」 1980幎代から1990幎代 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【4. 䞞圢からのむンスピレヌション】

陶噚が䞞くなるのは、自然なこずです。぀くりだされるものは、すべお䞞みを垯びおいたす。リサ・ラヌ゜ンが塑像を制䜜する時は、初めに䞞みを垯びた圢の粘土や、手か延べ棒で䌞ばした粘土から䜜り始めたす。シンプルで均䞀な円環ずいうのは、その䞭に现かく衚珟豊かな造䜜を斜すのに効果的なフレヌムずなりたす。1960幎代末には、ナニヌクなアトリ゚䜜品にトリやチョりのモチヌフがあしらわれ、䞞圢シリヌズずしお量産化されたした。

05リサ・ラヌ゜ン 「レリヌフ(トリのモチヌフ)䞞圢シリヌズ」 補造1969-1972幎 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【5. マスメディアの䞭のリサ・ラヌ゜ン】

リサ・ラヌ゜ンが1950幎代䞭頃にデビュヌを食っお以来、圌女の䜜品や生き方はマスメディアの泚目を集めおきたした。スりェヌデンのマスコミは、圌女の暮らしぶりに぀いお取材し、数えきれないほどのむンタビュヌ蚘事や展芧䌚レビュヌを掲茉したした。その䞭から、雑誌や広告資料、報道写真を遞んで展瀺したす。

【6. 初期の䜜品(孊生時代のリサ・ラヌ゜ン)】

リサ・ラヌ゜ンは1950幎代初頭、ペヌテボリでの孊生時代に䜜陶をはじめたす。通っおいたデザむン工芞孊校(珟HDKペヌテボリデザむン工芞倧孊)では、陶噚のフィギュアや噚を制䜜しおいたした。

本展芧䌚では、1950幎代のスカンゞナビアモダニズムの特城である有機的か぀幟䜕孊的な暡様を䜿った装食性豊かなミラヌフレヌムを玹介しおいたす。そのほか、倧孊圚孊䞭に制䜜した䜜品を玹介したす。

【7-1. レアナニヌク垌少なるナニヌクピヌスの数々】

リサ・ラヌ゜ンはすでに1950幎代から有名な量産性モデルのシリヌズず䞊行しおナニヌクなアトリ゚䜜品を制䜜しおいたした。その䞭には、少し倉わった䜜品もたくさん含たれおいたす。リサ・ラヌ゜ンは、1966幎から1967幎にかけおカリフォルニア倧孊バヌクレヌ校で陶芞を教えおいた陶芞家ピヌタヌ・ノォヌコスの特別孊生ずなりたした。その頃制䜜された≪枝付燭台≫やグスタフスベリ磁噚工房で制䜜した燭台を合わせお展瀺したす。

【7-2. レアナニヌク動物たちは友達】

リサ・ラヌ゜ンは、さたざたな皮類の動物からむンスピレヌションを埗おきたした。それらに぀いおは特殊な動物䜜品矀ずしお1960幎代末からグスタフスベリ磁噚工房のアトリ゚でモデリングを開始、その埌フリヌになった埌も自宅のアトリ゚で空想䞊の動物フィギュアのナニヌクピヌスを制䜜したした。

本展では、その䞭から19点が展瀺されたす。たさに、これたで玹介されるこずのなかったリサ・ラヌ゜ンの新たな䞀面ずいえるでしょう。

06リサ・ラヌ゜ン 「金のヒレを持぀サカナ(ナニヌクピヌス)」 1990幎 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

07リサ・ラヌ゜ン 「トリの噚(ナニヌクピヌス)」 1982幎補造 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【7-3. レアナニヌクひずの噚】

リサ・ラヌ゜ンは、食べ物や液䜓を入れおおく噚ずしおの容噚、そしお経隓や感情を入れおおく噚ずしおの人間の䜓、この二぀の類䌌性にしばしばむンスパむアされおきたした。本展では、リサ・ラヌ゜ンがナヌモラスなタッチで容噚ず䜓を䞀䜓化させお䜜ったナニヌクないく぀かのシリヌズ䜜品を玹介しおいたす。

【7-4. レアナニヌク幌少期】

陶芞家ずしおの創䜜掻動を通じお、リサ・ラヌ゜ンは子どもたちず圌らの䞖界に察しお特別なたなざしを向けおきたした。圌女は子ども䞀人ひずりの特城を明確に衚珟しおいたす。

【7-5. レアナニヌク瞑想】

リサ・ラヌ゜ンが奜んで制䜜しおきた思慮深い衚情をたたえた人物像も圌女の芞術䜜品には数倚く含たれおいたす。このセクションの䜜品の倚くは、リサ・ラヌ゜ンがグスタフスベリ磁噚工房のアトリ゚で制䜜したものですが、ストックホルムのナッカ垂の自宅のアトリ゚、マグレヘムのサマヌアトリ゚で制䜜されたものもありたす。

【7-6. レアナニヌクストレッチ】

この章では、動きのある人々をモチヌフにした䜜品を玹介しおいたす。ペガに関心をもっおおり、実際にペガを行った圌女自身の経隓が、こうした䜜品を制䜜するひず぀の発想源になっおいたす。

【7-7. レアナニヌク情景】

リサ・ラヌ゜ンの䜜品やレリヌフの䞭には、䜓や手のほんの些现な動きだけで、ドラマチックな雰囲気を効果的に぀くりだしたものがたくさんありたす。登堎人物の間の凝瞮された思いや、映画や挔劇のワンシヌンを衚す䜜品は、芳る者を魅了したす。

【7-8. レアナニヌク噚の装食】

リサ・ラヌ゜ンの噚や塑像には、しばしば線刻暡様や型抌し暡様が斜されおいたす。圌女のやり方ずしお、陶噚の衚面には力匷さが衚れおいお、倚くの堎合フォルム自䜓はシンプルですが、现郚の装食に富んでいたす。

08リサ・ラヌ゜ン 「壺(ナニヌクピヌス)」 1992幎 リサ・ラヌ゜ン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

【8. 新しい玠材ぞの挑戊】

リサ・ラヌ゜ンは陶芞家ですが、今日たでさたざたな䌁業ずコラボレヌションしお、異なる玠材を甚いお補品を䜜っおきたした。すでにグスタフスベリ磁噚工房でデザむナヌずしお働いおいた頃から、リサ・ラヌ゜ンはフリヌランス䜜家ずしお他のデザむン䌚瀟ずも仕事を始めおいたした。1970幎代末、リサ・ラヌ゜ンはスカンディア・プレれント瀟のために小さなブロンズ塑像のシリヌズをデザむンしたした。この他ロむダル・クロヌナ瀟のガラス䜜品を展瀺したす。

【9. リサずグンナル―芞術家同士の語らい】

リサ・ラヌ゜ンはおよそ70幎にわたっお、画家でありグラフィック・アヌティストでもあった倫グンナル・ラヌ゜ンず芞術に関する察話を密に重ねおきたした、1952幎に結婚しおから2020幎にグンナル・ラヌ゜ンが亡くなるたで、二人は䞀緒に暮らし、共に仕事をしおきたのです。ここで展瀺する䞡アヌティストによる䜜品矀は、二人の間に存圚した玠晎らしい協調性を芋出す良い機䌚を䞎えおいるず思いたす。

09グンナル・ラヌ゜ン 「人物像(ナニヌクピヌス)」 1967幎 グンナル・ラヌ゜ンアトリ゚ (C)Lisa Larson/Alvaro Campo

グンナル・ラヌ゜ンは、1966幎から1967幎にかけおリサ・ラヌ゜ンずずもにカリフォルニア倧孊バヌクレヌ校で陶芞家ピヌタヌ・ノォヌコスの特別孊生ずしお陶芞を孊び、リサ・ラヌ゜ンず同様に陶噚やガラスの䜜品を制䜜するようになりたした。この䜜品から、画家でありグラフィック・アヌティストであったグンナル・ラヌ゜ンも土を造圢の玠材ずするピヌタヌ・ノォヌコスから倧いに刺激を受けたこずが䌺えたす。

■関連䌁画

(1) 信楜高原鐵道ラッピング列車の運行

展芧䌚開催を蚘念し、リサ・ラヌ゜ンの代衚䜜である動物シリヌズをはじめずした䜜品を車内倖にデザむンしたラッピング列車を信楜駅―貎生川駅間にお運行したす。

運行期間2024幎1月9日(火)5月26日(日)

(2) トレむンミュヌゞアム共通チケットの販売

展芧䌚の入堎刞ず信楜高原鐵道 信楜駅-貎生川駅間フリヌ乗車刞がセットになった共通チケットを販売したす。

䟡栌  1,580円(皎蟌)(乗車刞860円展芧䌚入堎刞720円1,580円)

販売開始2024幎2月1日(朚)より

有効期間2024幎2月1日(朚)5月26日(日)

販売堎所(1)信楜高原鐵道 信楜駅

(2)滋賀県立陶芞の森 陶芞通 ミュヌゞアムショップ 3月2日(土)より

トレむンミュヌゞアムチケット_共通チケット_SAMPLE

(3) ギャラリヌトヌク ※申蟌䞍芁・芁入堎刞

2024幎3月24日(日)、4月28日(日)、5月12日(日)

各日皋ずも13時30分(40分皋床)

(4) ミュヌゞアムショップリサ・ラヌ゜ングッズが倧集合

スりェヌデンから届いた陶噚や雑貚、展芧䌚限定グッズもお芋逃しなく

(5) ここでも芋られる陶芞の森コレクション展北欧の珟代陶芞-う぀わの造圢矎展

陶芞の森の創䜜研修通で制䜜されたフィンランド、スりェヌデン、デンマヌクなど珟代䜜家らの䜜品を展瀺したす。

䌚期2024幎3月16日(土)5月22日(æ°Ž)

䌚堎甲賀垂氎口歎史民俗資料通